エイズ検査キットについて

概要
エイズHIV感染が、一般に知られるようになったのは、かなり最近のことである。薬害エイズ問題が発覚したのは記憶に新しいが、この頃にエイズという存在が明らかになってきた。また、海外の有名人、しかもゲイの人が多かったが、その人たちがエイズで亡くなったことが報道され、さらに、エイズの存在を知ることになった。
当時は、エイズは、突然、現れた未知の病気であり、このまま、無制限に広がって、人類に危機を及ぼすかもしれない、とも思ったものだ。

 

あれから、二十年以上も経過し、エイズのことはあまり耳にしなくなった。以前と比べると、テレビ、新聞、ラジオ等でエイズのことを取り上げることは、明らかに大きく減った。エイズという病気は、以前は、感染してしまえば、治療方法のない、死に至ってしまう、恐ろしい病気だった。
現在は、エイズの研究が進み、感染したとしても、治療すれば、一生、発症しなくてもいられるようになったのだ。また、政府の体制も、保健所での、無料、匿名の検査体制に代表される、エイズの拡散防止の仕組みが進んでいて、いたりつくせりである。

 

そのようなエイズ感染の拡散防止策を講じている一方で、エイズ、HIV感染者数は増加を続けているのが現状である。政府機関が運営するエイズに関するホームページの統計を見てみると、エイズの感染者数は年々増加している状況である。そのホームページによれば、感染者増大の主な理由は、同性愛者によるものということであるが、これが異性間感染へとつながっていくのは目に見えていて、全く恐ろしいかぎりである。

 

 

エイズ検査方法の確立
エイズの初期の頃は、エイズ/HIVの感染を調べるには、ようやく専門の病院にて、分析が可能になったぐらいで、一般の人に適用できるようなその分析方法の標準化、セットのようなものが開発されていなかった。しかし、エイズ研究が進んで、病院でのエイズ、HIV検査セットが開発され、行き渡るようになり、専門の病院へ行けば、エイズ感染の検査が可能になった。また、日本全国の保健所にも、エイズ検査キットが行き渡り、日本の公的機関でのエイズ検査体制は十分なものとなった。

 

 

メーカーからのエイズ検査キットの販売状況
エイズ検査の私的な需要を狙って、生体の分析検査会社が、ここ十年ほどの間に、自らがエイズ検査キットを作製、販売を開始するようになった。分析会社にとっては、血液(エイズの場合、検体は血液)の分析など、日常業務の一部であり、エイズ検査など、わけもなく、極めて安価に実施できるのである。
 問題は、被験者に自分の検体、血液の採血を行わせることであったが、すでにランセットと呼ばれる、針を一瞬だけ飛び出させる器具が安価に入手できるため、ランセットと、採血した血液を吸わせるろ紙とセットにするだけであった。
 エイズ検査キットは、通常、5千円程度で販売されているが、原価自体は、キットそのものが500円程度、検査費が数百円とその他費用を含めても1000円ちょっとで済むため、粗利率の高い商売になっている。

 

 

発売元のメーカー
検査キットメーカーは、8社程度と意外に競合が多い。理由は、上記のように、参入が難しくないことと、他社との差別化が難しいからである。エイズ検査キットの差別化といえば、いかに早く、検査キットを顧客に送付し、返送された検体をいかに早く検査し、その検査結果をいかに早く送るか、ということぐらいである。それ以外では、相談が無料でできる、信頼ある検査ができる、ブランドの強調、といったところである。

 

 

売上拡大策について
不謹慎ということにもなるかもしれないが、検査キットメーカーのエイズ検査キットの販売拡大のためにどうすればいいだろうか?商品は、はばかられるものであることや、マーケットが限られたものであるため、大々的な広告はふさわしくないし、非効率である。やはり、直接販売的な営業が有効であろう。需要のありそうな場所に直接売り込みをかけるのである。考えられる場所としては、風俗店、風俗に関する媒体広告、空港の海外帰国者、同性愛者関連の媒体である。地道な直接販売が売上拡大に功を奏すだろう。